(台湾ニュース)「フィジーの台湾代表機関で開催された国慶日記念式典に中国人外交官が闖入」
10月8日、フィジーの首都スバのグランドパシフィックホテルで、台湾の出先機関台北商務弁事処が主催した台湾(中華民国)の国慶日記念式典(10月10日、双十節。建国記念日。武昌起義を記念する日)に、在フィジー中華人民共和国大使館の職員が無断で参加、招待者の写真を撮影、台湾側の職員から退場を求められたところ抵抗、小競り合い発生し台湾の職員が負傷する騒ぎがありました。
これに対して、台湾、中華人民共和国双方が記者会見で双方を批判しました。中国の近年における高圧的、あるいは暴力的とさえいえる外交姿勢は「戦狼」外交とも言われますが、こうした中国の外交姿勢が実際に外交上の「衝突」として発生したのは、どうかんがえても「いきすぎ」で、中国側の自省を求めたいところです。
なお、中華人民共和国の報道官は、会場のケーキに中華民国国旗があしらわれていたことが問題であったと主張しています。
台中外交官らがフィジーで乱闘、菓子の飾りの台湾旗が火に油? 写真4枚 国際ニュース:AFPBB News
中國外交官戰狼變流氓 報案反控台方動粗 | 政治 | 重點新聞 | 中央社 CNA
フィジーってどこやねん→
2006年に軍のクーデターがあってから、中国への経済的な依存を深めたとありますね。
(雑録)「うちの近くに大学があって:文化資本の落差と格差」
お久しぶりです。
清々しいぐらいブログの執筆をお休みしました。ご存知のように3月19日から、基本的に台湾は外国からの入国を制限しました。商務(ビジネス)と就学(学習)用ビザ以外での入国が厳しく、またよしんば入国できたとしても二週間の隔離が絶対に必要、その費用は自己負担(10~20万円)となりました。私は就学ビザでの滞在ですので、一度台湾を離れても入国することは可能ですし、日本への入国はやはり二週間の自宅待機が求められるとはいえ可能です。とはいえ、そうすると往復で1ヶ月もの待機ということになり、また費用も膨大になり、必然的に帰国が難しくなりました。もう半年以上帰国というか出国をしておらず、ここ3年では最長のペース。おそらく、今年どころか来年すらろくに帰国でない状況になる可能性があり、どのへんで音を上げるだろうかという状況。というよりすでに音を上げつつあり、今後の人生設計などを考えねばと考えているところでさえあります。なにより家族や愛犬や友人に会えない(遊べない)というのがなにより辛いなと感じておる次第です。
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(雑録)「友達付き合い:「拉致られて台湾島」再販に寄せて」
台湾・シーフェンで「願い事を書いて飛ばすランタン」になぜか笹松しいたけのアイコンを描く人がちらほら。
「御本人はいつ訪台されるんですか」
の問いにお茶を濁し続けること数年。
ついに業を煮やした越後屋・能登屋が笹松しいたけ拉致計画を立てる。
運転主役に沓野を抜擢。架空の「大井っちの寸又峡温泉旅行」も計画し、笹松に伝える。
運命の6月15日、すっかり静岡に行くと思い込んでおり、能登屋を羽田空港で見送ろうとする笹松。
出国ゲートの直前で能登屋から手渡されたのは――
あの「拉致られて台湾島」の裏側を徹底解説!
本人・主犯・実行犯・運転手役がお送りする、邦人拉致の手口とは……。
※本書を参考に類似行為をされた場合に生じたいかなる損害・被害につきましては、一切の責任を取りません。
※安易にマネをしないでください。
友人である笹松しいたけ(id:sasamatsu)が、こういう本を出している。昨年の夏コミ(C96)で出したものを再販するということだが、本人曰く、「悔しいことに自分の本の中で最も売れた本」であるという。この本に私も登場する。登場するもクソもアオリに思いっきり出とるやんけという話なのだが、簡単に言えばこの本は我々愉快仲間達が著名同人作家である「笹松しいたけ氏」を台湾に「お連れする」という顛末が描かれる。具体的な手法や旅の記録については、ぜひ本書をお手にとってご覧いただきたい。
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(台湾ニュース)「誠品書店、信義店が24時間化へ」
小ブログでは昨年11月に、敦化南路の誠品書店がテナントの関係から5月末で閉店となることをお知らせしている。
その後、誠品書店では24時間営業の書店につき検討を重ねてきたが、今日のイベントに合わせ、6月1日から「信義店」を24時間営業に移行することを発表した。
これによると、5月29日から試験営業を始め、6月1日に正式に24時間書店としての営業を開始する。誠品信義店は、捷運市政府駅からほど近い、統一国際ビルに店舗を構える。書店だけでなく、百貨店のようになっており、地下2階のフードコートから、ファッション、雑貨、CD、文具などを幅広く取り揃えている。
書店としては敦南店よりも床面積が大きく、洋書コーナーなども見られる。現在は22時までだが、24時間書店の継続は個人的には朗報。また一番立ち寄りやすい店舗で個人的にはこの点も嬉しい。願わくはこれ以上感染の拡大が広がらないよう。
6月を楽しみに。
(台湾ニュース)「台湾海軍で新型コロナウイルス集団感染事件発生」
一昨日、遠洋航海訓練を行う海軍の「敦睦艦隊」でcovid-19への感染者が見つかり、台湾社会を震撼させる事態となっている。
今日までに24人が陽性と判明、ほとんどが症状がないと言う。
この「敦睦艦隊」は、3月5日左営を出発、12日にパラオに到着、15日にパラオを離れ、4月9日に左営へ帰還、検疫後15日に上陸した*1。4月18日になって、中央流行疫情指揮中心はこの航海に参加した3人が養成であることを確認、翌日までに参加者全員の検査を行い*2、24人の感染が確認された。全員が旗艦であった「盤石」号の乗員である。感染経路は特定できていない。
これらの濃厚接触者は255名に及び、訪問箇所は台湾全土90箇所に広がる*3。
報道によれば、3月21日にはすでに症状が見られた乗員もいながら、軍医の報告は「異常なし」であったという*4。
ダイヤモンドプリンセスもセオドア・ルーズベルトもそうだったが、閉鎖空間である艦艇で伝染病が発生した場合、その拡散を防ぐのは極めて困難かもしれない*5。
台湾での楽観論が広がりつつある中で水を差す出来事となったが、これ以上の拡大がないことを祈るのみである。
(台湾ニュース)「日台新型コロナウイルス対策比較年表」(随時更新)
昨日の記事をうけて、日本の新型コロナウイルス対策と比較した年表・図表を改めて作成しました。
日台新型コロナウイルス対策比較年表
- 12月30日 中国、謎の新型肺炎が流行と報道
- 12月31日 (台湾)WHOに対して武漢で新型肺炎発生の可能性を提起
- 12月31日 (台湾)武漢からの入国者に検疫を強化
- 1月5日 (台湾)中国における原因不明肺炎対策諮問会議招集
- 1月6日 (台湾)武漢からの入国者に対する申告体制を強化
- 1月15日 (日本)初の罹患者(帰国者)
- 1月15日 (台湾)新型肺炎を法定伝染病に指定
- 1月16日 (日本)事実上の春節開始
- 1月20日 WHO、新型肺炎のヒトヒト感染確認
- 1月21日 (台湾)初の罹患者
- 1月21日 (台湾)武漢からの団体旅行客受入停止
- 1月21日 中国、新型肺炎に関する初の政府記者会見
- 1月22日 WHO、新型肺炎への判断を留保
- 1月24日 (台湾)マスク全面禁輸
- 1月26日 (日本)武漢からの帰国チャーター便第一便東京へ
- 1月26日 (台湾)湖北省からの入国制限開始
- 1月28日 (日本)出国歴のない初の罹患者
- 1月30日 (日本)新型コロナウイルス感染症対策本部開催
- 1月30日 WHO、新型肺炎で緊急事態宣言
- 1月30日 WHO、中国への旅行、中国人の移動制限を提言せず
- 1月31日 (台湾)マスク国家徴用開始
- 1月31日 (台湾)行政院、マスク増産を指示
- 2月1日 (日本)湖北省からの入国制限開始
- 2月2日 (台湾)新学期を2月25日開始に延期
- 2月3日 (台湾)武漢から台湾への帰国チャーター第一便台湾へ
- 2月4日 (台湾)チャーター便帰国者の罹患発覚相次ぐ
- 2月5日 (台湾)中国からの入国を原則禁止
- 2月6日 (日本)ダイヤモンド・プリンセス号横浜着岸
- 2月6日 (台湾)マスク実名購入制度開始・マスクマップ発表
- 2月7日 (台湾)トイレットペーパー欠品相次ぐ
- 2月13日 (日本)国内で初の死亡例(DP除く)
- 2月15日 (台湾)初の死亡例
- 2月16日 (日本)第1回新型コロナウイルス感染症対策専門家会議開催
- 2月18日 (日本)岩田神戸大教授DP号乗船事件
- 2月19日 (日本)橋本厚生労働副大臣「清潔ルート」「不潔ルート」事件
- 2月19日 韓国、宗教団体を中心に感染拡大
- 2月21日 (日本)1ドル111円まで下落
- 2月21日 (日本)罹患者が100名突破
- 2月25日 (台湾)特別措置法制定・公布
- 2月25日 イラン、中国に次ぐ死者数に
- 2月26日 (日本)北海道、一斉休校へ
- 2月27日 WHO、新型肺炎がパンデミックの可能性示す
- 2月28日 (日本)トイレットペーパー欠品相次ぐ
- 2月28日 (日本)北海道、緊急事態宣言
- 2月29日 (日本)首相記者会見「ニ週間が山場」
- 3月2日 アメリカ、流行拡大の傾向
- 3月2日 (日本)全国一斉休校開始
- 3月3日 (日本)罹患者が1000名突破
- 3月5日 (日本)日本政府、習近平国家主席来日延期を発表
- 3月8日 (日本)中国・韓国からの入国制限開始
- 3月9日 (日本)日経平均株価2万円を割る
- 3月10日 (日本)国民生活安定緊急措置法改正(マスク転売規制)
- 3月12日 WHO、パンデミックを宣言
- 3月12日 (日本)新型インフルエンザ等対策特別措置法改正
- 3月12日 トム・ハンクス氏、オーストラリアで感染を公表
- 3月13日 WHO、「今や欧州がパンデミックの中心地になった」
- 3月16日 アメリカ、NYダウ2997ドル安(過去最大)
- 3月18日 (台湾)罹患者が100名突破
- 3月18日 (日本)中小企業支援策具体化
- 3月19日 (台湾)鎖国開始(原則入国禁止に。入国者は14日間外出禁止に)
- 3月19日 イタリア、中国を抜いて罹患者数世界最大に
- 3月23日 (台湾)罹患者が200名突破
- 3月24日 (日本)IOCと日本政府、オリンピック延期で合意
- 3月24日 (台湾)台湾での乗換も禁止に(居住者などを除く)
- 3月26日 (日本)政府対策本部設置・「お肉券」構想出現
- 3月26日 (日本)22カ国、入国拒否へ
- 3月16日 アメリカ、中国・イタリアを抜き罹患者数世界最大に
- 3月27日 (日本)安倍昭恵夫人、「桜を見る会」単独開催報道(文春)
- 3月28日 (台湾)台湾派遣のペルーからの帰国チャーター便現地出発
- 3月29日 (日本)志村けん氏死去
- 3月29日 (台湾)罹患者が300名突破
- 4月1日 (日本)布マスク配布表明(アベノマスク)
- 4月1日 (日本)73カ国、入国拒否へ
- 4月1日 (台湾)ソーシャルディスタンス政策開始
- 4月3日 (日本)給付金30万円構想発表
- 4月3日 (日本)罹患者3000名突破
- 4月3日 (台湾)公共交通でのマスク利用義務化
- 4月4日 (台湾)清明節連休に伴う観光地旅行歴を持つ者を14日間隔離
- 4月7日 (日本)7都府県に緊急事態宣言
- 4月8日 WHO、テドロス事務局長、台湾を批判
- 4月9日 (日本)罹患者5000名突破
- 4月9日 (台湾)外交部、総統WHOに抗議、#ThisAttackCameFromTaiwan 運動
- 4月11日 (台湾)チャイナエアライン改名請願
- 4月12日 (日本)首相「うちで踊ろう」動画(アベノコラボ)
- 4月12日 (台湾)中華職業棒球大聯盟開幕(世界初のプロスポーツ開幕)
- 4月14日 (台湾)36日ぶりに新規罹患者なし
- 4月14日 アメリカ、WHOへの資金供出停止を発表
- 4月15日 (日本)立憲民主党高井衆院議員自粛期間中に風俗店訪問で除籍処分
- 4月15日 (日本)日本医師会、医療崩壊の懸念示す
- 4月15日 (日本)罹患者:8,100例 死亡:119例 回復:853例
- 4月15日 (台湾)罹患者:395例 死亡:7例 回復:137例
- 4月15日 (世界)罹患者:2,006,513例 死亡:128,886例 回復:501,758例
- 4月16日 (台湾)2日ぶりに新規罹患者なし
- 4月16日 (日本)一律十万円支給方針に。給付金三十万円は撤回
- 4月17日 (日本)布マスク配布開始予定
- 4月18日 (日本)罹患者10000名突破
- 4月18日 (台湾)海軍遠洋航海実習での集団感染が発覚(24人罹患)