能登屋備忘録:台湾生活日記

能登屋の日常を淡々と描く作品です。

建築

(書誌紹介)「小野田滋「阿部美樹志とわが国における黎明期の鉄道高架橋」阪急三宮の設計士、阿部美樹志」

阿部美樹志の設計した阪急三宮駅(模型) そのうちに書くのですが、友人と神戸で「運転会」を開催しました。運転会とは、模型を持ち寄って走らせる、ということですが、我々の運転会はレンタルレイアウトへ行くのではなく、ふつうの会議室などを借りて持参し…

(雑録)「空間と想像」

最近また雑な記事が増えてきました。今週来週とやや低速進行です。 さて、今月は日本へ帰った期間があったわけですが、大学ではなく実家へ入り浸っていたので、京都、大阪、神戸方面へ参りました。 大阪駅へ出て驚いたのは、知識として知っていたけれども正…

(海外旅行)マレーシア訪問記

前回の中国旅行記では旅行記が半年も間が空いてしまう悲劇に見舞われましたので、今回は簡単に1回でまとめたいと思います。 さて、台湾は日本と比較すれば東南アジアが近く、エアアジアを始めとするLCCが多数就航していることもあり、フィリピン・インドネシ…

(近代建築探訪)「彰化銀行本店」(彰化銀行舊總部)

現在の台湾には非常に多くの銀行があります。台湾国内の普通銀行としては45行もあり、人口2300万を鑑みると「過多」とも言えるでしょう。その台湾諸銀行の源流とも言える銀行が、台湾商工銀行(現第一銀行)、華南銀行、そして彰化銀行です。いずれも日本統…

(台湾日常生活)「最近買った本」

今日は朝から仕事をして、帰宅して論文をかいていたら日本時間で10月6日が終わっていてビビり倒しました。まあギリギリということで許して下さい。ちなみに昨日10月5日は父の誕生日でした。おめでとうございました。 本当に何も考えていなかったので、書くネ…

(近代建築探訪)「台湾総督府専売局松山煙草工場」その2:写真編

今回はひたすら写真を貼っていきます。 設計者はよくわかっていませんが、作りからして専売局など総督府内部の営繕課など設計機構ではないでしょうか。 看板(ただしレプリカ)

(近代建築探訪)「台湾総督府専売局松山煙草工場」(松山文創園区)その1:歴史編

昨日に引き続いて「台湾の近代工場」をご紹介していきます。 今日は歴史を主に紹介していきます。

(近代建築探訪)「員林市場」

員林は台湾中部、彰化の南に位置する市です。2015年に市に移行しましたが、それまでは鎮で、人口12万を誇る大きな「鎮」でした。いわゆる彰化平原に位置する農業が盛んな街です。これと言った観光名所は……特にないので、おそらく日本人の皆さんが訪れる機会…

(近代建築探訪)「台中駅舎」

台中は現在、人口約280万人を擁し、台北・新北に次ぐ第二の都市として市区の改造に専心しています。現在の台中市は、2010年に旧台中市と旧台中県の合併によって生まれたもので、言ってみれば名古屋市と愛知県が合併し、愛知県全土が名古屋市になるという思い…

(近代建築探訪)台北市中正区「旧三井物産台北支店」(土地銀行営業部)

台北駅からほど近い場所に、公園(二二八和平公園)があり、そこには国立台湾博物館があります。この博物館はもともと台湾総統府によって建設された博物館でしたが、この周囲には多くの歴史的建造物が残されています。総督府からも台北駅からもほど近いこの…

(近代建築探訪)「せとうち湊のやど島居邸洋館」(島居家住宅)

今年(2019年)の夏は広島へ旅行に行きました。といっても東部が中心で、尾道で一泊しました。広島紀行の模様はまたおいおいご紹介しますが、尾道で宿泊したお宿が素晴らしかったのでご紹介します。 <要約> ・尾道市の「せとうち湊のやど島居邸」超いいの…

(近代建築探訪)二二八國家紀念館(旧台湾教育会館)

すみません!説明書けてませんが今週中に掲載予定です!

(近代建築探訪)台北市中正区「台灣基督教長老教會濟南教會」(台北幸町教会)

1916年竣工、設計:井出薫 台北には日本統治時代の建築が多数残されています。総統府、行政院、法院、政府の主要な施設は100年ほど前に建てられたものですし、台湾大学の主要な校舎も90年ほど前の大学成立時に建てられたものが使われています。戦後70年の間…

(近代建築探訪)神戸市「海外移住と文化の交流センター」(旧国立移民収容所)

海外移住と文化の交流センター 「一九三〇年三月八日。神戸港は雨である。細々と烟る春雨である。…三ノ宮駅から山ノ手に向う赤土の坂道はどろどろのぬかるみ…この道が丘に突き当って行き詰ったところに黄色い無装飾の大きなビルディングが建っている。…是が…

(日本旅行記)伊勢参り

趣向を変えまして、日本での旅の記録です。今夏は広島、東京、伊勢へ旅に出かけまして見聞を広げてまいりましたが、その感想などをちょいちょい述べてまいりたいと思います。しかしながら難儀なものでして、すこし調べものなどしようものなら全く手が止まり…

日記(12月22日、街歩き)

台北は日本帝国によって骨格が形成されたため、いまでも多くの日本時代の建築が残る。総統府(旧台湾総督府)や台湾大学(旧台北帝国大学)はその代表的な遺構で、ほぼ当時の機能を今に引き継いでいる。近年、台湾ではこうした日本時代も含めた古建築、古蹟…

大連と欧羅巴と日本と。

「「大連へ行くと欧羅巴へ行つた気がする」とは、欧羅巴へ行つた経験の無い人のよく云ふ言葉だと想はれる。その比較には欧羅巴が顰蹙するであらう。ホテルの前の広場を中心にして放射形に伸びた市街は、流石に後藤伯の総裁時代に出来た大規模の設計として感…

大連ところどころ

「表へ出るとアカシヤの葉が朗かな夜の空気の中にしんと落ちついて、人道を行く靴の音が向うから響いて来る。暗い所から白服を着けた西洋人が馬車で現れた。ホテルへ帰って行くのだろう。馬の蹄は玄関の前で留まったらしい。是公の家の屋根から突出した細長…

神戸税関本関庁舎

神戸といえば来年開港150週年を迎える港町として知られており、日本で最初期に海外へ開かれた街として知られています。そのため、とくに海岸通りには海運・保険・銀行などの近代建築が立ち並び、北野には異人館が軒を連ねています。1995年の兵庫県南部地震で…

寄席に行った話

先月末に後輩を引き連れて寄席へ行ってまいりました。そのご報告?をば。この記事は珍しくほとんど画像がありませんが、よろしければお付き合いください。