(雑録)「台湾地域研究と修学旅行」
近年、台湾へ修学旅行へ赴く中高等学校が増加しているらしい。かつては韓国が海外としては人気がありましたが、昨今の日韓関係の悪化により、台湾が人気を集めているとか。
しかし、台湾で必ずしも彼らが「学び」をうまく得られるとは限らないわけで、彼らの学びをアシストすることが求められているそうです。
そうしたなかで、日本の台湾研究者が、こうした修学旅行で台湾へ赴く学校、教員を支援しようという動きが広がりつつあります。それがこのSNET台湾で、日本台湾学会の理事らが主体となって、高校生への事前学習などを企画、プランニングしていくそうです。
これに向けたモデルプランなどを紹介する企画が、早稲田大学で開かれています。かなりマニアックな企画ですが、知人の先生から是非とも拡散を!とプッシュされましたので皆さまにお知らせいたします。
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(台湾うまいもの)「台湾の会議弁当」
台湾で学会とかシンポジウムとか出てますと、昼間は弁当が出てきます。
参加費を払ってれば出てくることが多いのですが、大概えらいボリュームです。
どうですか、この肉!米!申し訳程度の緑!
なので太ってます
(台湾うまい酒)「23public」
台湾のクラフトビールを楽しめるお店。
英語も通じますので気軽に一杯。
変な酒もあるよ
23 Public Craft Beer 精醸
No. 100, Section 1, Xinhai Road, Da’an District, Taipei City, 台湾 106
+886 2 2363 2387
https://maps.google.com?q=106%20%E5%8F%B0%E6%B9%BE%20Taipei%20City,%20Da%E2%80%99an%20District,%20Section%201,%20Xinhai%20Road,%20100%E8%99%9F%2023%20Public%20Craft%20Beer%20%E7%B2%BE%E9%86%B8&ftid=0x3442a988ce347b0d:0xe846286c69dc9e79&hl=ja-TW&gl=tw
(香港ニュース)「林鄭月娥香港行政長官、更迭報道を否定」
香港の林鄭月娥長官は記者会見で、先日イギリス紙Financial Timesが北京の中華人民共和国政府が同氏の更迭を検討しているという報道を否定し、北京政府は引き続き林鄭月娥長官を支持していると反論しました。そのうえで、引き続き香港行政長官としての職責を全うすると表明しました。
中国外交部のスポークスマンも同報道について否定しているとのこと*1。
ただ林鄭月娥長官は最新の世論調査でも支持率最低を記録しています。
同氏は来週にも上海で、習近平主席と同じイベントに参加することが予定されており、なんらかの議論があるのではと予測されています*2。
(銀行家系図)「富士銀行の家系図を書く」(その2:解説編その1、1923年安田系12行合併)
富士銀行の直接の源流は、安田銀行です。
言うまでもなく、「銀行界の王」とも言われた安田善次郎が一代で作り上げた金融財閥です。いわよる四大財閥と呼ばれる、三菱・三井・住友が金融以外にも商社や製造業、運輸業で業務を拡大したのに対して、安田は金融業を主業としてその事業を拡大しました。
一方で、製造業や運輸業は浅野総一郎率いる浅野財閥が主に担当し、安田は浅野に積極的に投資を重ねました。安田は「吝嗇」あるいは「勤倹」で知られましたが、実際には匿名の寄付を重ねました。見込みない事業からの引き際は鮮やかで財界、社会に知られましたが、1921年、彼を恨みに思う青年に刺殺されました(享年82)*1。死後彼をしのび、東京大学の講堂は「安田講堂」と呼ばれるようになったそうです。
この安田が財を重ねたのが安田銀行ですが、1923年に安田・保善を中心とする12行の合併で、新「安田銀行」が誕生し、現在に至る骨格が作られました。
*1:高田義一郎『兇器乱舞の文化 : 明治・大正・昭和暗殺史』先進社、1932年 兇器乱舞の文化 : 明治・大正・昭和暗殺史 - 国立国会図書館デジタルコレクション