能登屋備忘録:台湾生活日記

能登屋の日常を淡々と描く作品です。

LoveLoveLoveLove(アイアイアイアイ)のに アエナイLoveLoveLove(アイアイアイ)今夜は

模型が送られてくる(本文はすべてだである調です)。

 

 

「遠い昔はるか銀河の彼方で」で幕を開けるスペースオペラスター・ウォーズが世に出てからおおよそ40年が経ち、昨年エピソード7が公開された。それはともかく、「ある日突然、あなたに12人もの妹ができたらどうしますか?」という奇想天外なシナリオを世に問うたゲーム、シスタープリンセスが世に登場してから今年で15年になるという。これももはや「遠い昔はるか銀河の彼方で」の領域になりつつあるだろう。まあこれもどうでもよくて、本題は「ある日突然、あなたに4両もの模型が送られてきたらどうしますか?」ということである。

 

「それも……とびっきりかわいくてとびっきり素直でとびっきり愛らしくてとびっきりの淋しがりや。しかも、そのうえ……彼女達はみんなみんな、とびっきり!お兄ちゃんのコトが大好きなんです……」

 

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送られてきたのは姫新線加古川線のキハ47。JR西のトレインボックスで限定発売されていたのだが、折り悪く買い逃したものだった。恋い焦がれた愛らしい妹達が我が家に到着したのはなんと12月25日だった。これは、サンタクロースだ。私はそう、核心をする。送り主はなんともニクいやつだ。そう思いつつ、じっくり見るべく袋から取り出す。

 

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「パサり」

おやおや手紙付きかな?少しニヤつきながら、その紙を広げる。いかにも手紙であった。
本文はこうであった。

 

「請求書 下記の通り、ご請求申し上げます。 2万4千円」

 

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???寝起きだった。いかな人間とはいえ、起きて5分でこの書面を理解するには、時間が足りなすぎる。悪い夢だ、そう思い、枕元に模型を置いて、二度寝した。起きた。枕元を見た。あった。袋を開く。紙が落ちる。請求書。2万4千円。

 

「どうやら、本気らしいな」

独立行政個人越後屋模型保有・債務返済機構。悪名高いあの歩く低気圧だ。ご丁寧に、返済はいつでも構わないし、現金でなくて良いという。しかし起きていきなり借金野郎とは、なかなかクリスマスプレゼントとして最上であろう。

 

 

その日はあんまりにも嬉しすぎて、袋に模型を戻して抱きかかえて寝た(嘘)。とはいえ、かつては通学の友だったこれが、我が手元に来たのは本当に嬉しい。サンタクロースに心から感謝したい。返済については、「関係各所」と協議中なのでしばし待たれたい。

 

そして再び問いたい

「ある日突然、あなたに4両もの模型が送られてきたらどうしますか?」