(中国旅行記)「ちんぶら重慶編」(4・5日目、最終回)
<行程>
・4日目:重慶市内観光(ほかのメンバーと分離)
・5日目:重慶江北国際空港→台北松山国際空港(四川航空、3U8979便)
①:胃腸の様子がおかしい
昨日はおいしい火鍋をいただきました。ご存知のように、火鍋にはたくさんの唐辛子が使われておりまして、胃腸、さらにその下に非常に負荷を与えるのです。
朝はこうした重慶の街をうろうろ。アップダウンに飛んだ面白い街です。ところで、朝から調子に乗って辛い麺を味わっていると、胃腸の様子が急に乱れてきました。ここから急に下痢。あわててトイレを探しますが、なかなか見つかりません。とてもとてもひどい状況になりまして、なんとか重慶駅横のマクドナルドのトイレに入ったのですが、ここは私の生涯最悪のトイレでした。思い出したくもありません。この後も地下鉄、一駅ごとに下車。トイレに駆け込む、という事態になり、同行していた越後屋にご迷惑をおかけしました。
②:世界一寂れた地下鉄駅
さて、重慶はなんと人口3000万人を超える大都市(ただし北海道とほぼ同じ面積)。そして市内を長江と嘉陵江が大きく分断しており、さらに河岸という地形的特性上平地が少なく、市内の移動は困難を極めます。そうした要因から、現在重慶市では軌道交通の整備が急ピッチで進んでいて、7本の地下鉄、3本のモノレールが合計300キロを超える路線網を形成しています。
こうした巨大な交通網では、いまだ開発が進まない地域も多いわけで、この長大な地下鉄網の辺縁部に行くとまだまだ開発が追いついていない地域も見られます。その代表と言えるのが、曹家湾駅です。軌道交通6号線の駅で、市街からはずいぶん離れてしまっています。
ご覧のような荒涼とした風景が広がっています。何もないところに開発を前提として駅設備を先に建設したという場所のようで、我々の背後にはすでに 高層マンションの建設が始まっていました。そのため、こうした高層マンションの見学?者を当て込んだのか、白タクが何台か待ち構えていました。さて、ここで帰日する友人たちと分かれまして、私はもう1日(半日)重慶の滞在を楽しみました。
重慶というのは、中国でもトップクラスの大都市で、自動車工業を中心に巨大な企業が複数存在する経済、工業都市です。そのため、近年急激に開発が進み、外国企業の進出もとても盛ん。いっぽうで、市民はまた昔ながらの生活や食を愛し、言葉もまた「四川話」と呼ばれる北京語とは異なる発音やイントネーション体系を持つ言葉を使います。もちろん市中で北京語が通じない!というほどではありませんが、どこか郷愁を誘うその言葉は重慶という都市のオリジナリティを主張するものという気もします。
こうした重慶の最大の魅力は、昨日も書きましたが夜景です。特に、長江と嘉陵江周辺のエリアは、アップダウンも激しく、それだけ高層ビルの高さが映える気がします。特に、モノレール1号線は河沿いに絶景が広がります。
重慶モノレール2号線(重庆轻轨二号线)の临江路から牛角沱までのタイムラプス画像。車窓編です。#ちんぶら重慶編 #パンツを買いに来た pic.twitter.com/GuxH3Icgax
— 能登屋冷蔵庫 (@notoya3050) January 14, 2019
④:銀行巡りも失敗
こうした景色を堪能し、書店などを巡ってホテルへ帰着。翌日はゆっくり起床し、銀行や 携帯ショップを巡ってから空港へ向かいました。中国では銀行口座の開設が難しく、どうにか出来ないかチャレンジしてみたのですが、中国銀行・中国工商銀行・中国農業銀行など全てに断られてしまいました。一説によれば、粘ればなんとかなるという話もあるようなのですが……。
このあとは四川航空で台北松山へ。空いていてやたら客室乗務員がフレンドリーで面白かったです。機内食に食べるラー油的なやつをかけてくれるあたりがとても「四川」航空でした。