(中国ニュース)「広東の乱:香港デモとは無関係?」
先日来、広東の様子がおかしいとTwitterやFacebookなどのSNSで話題になっておりまして、ちょっと調べてみました。簡単に言えば、小さな町の「火葬場」建設反対運動のようです。
騒動が起きたのは、中国広東省茂名市化州市の「文楼鎮」という田舎町。茂名市は総人口620万、広東省で最も南にあります。
この田舎町で、1000名もの村民がさながら香港でものような抗議行動を起こしたことで、世界中に知られることになりました*1。
抗議の要因は、この村に作られる「化州市人文生態園」に火葬場が設置されることが決まったということ。
人々は抗議の際に、装甲車に対してレンガをぶん投げる、爆竹で抵抗するなどし、また警察も放水車や催涙弾を投入するなど、確かに香港デモのような光景となりました*2。
抗議の結果、火葬場の建設は撤回されたため、デモは4日間で終了。それでも約200名が逮捕されるなど、一寒村が世界中に知られる大事件となりました。