能登屋備忘録:台湾生活日記

能登屋の日常を淡々と描く作品です。

(書誌紹介)「小野田滋「阿部美樹志とわが国における黎明期の鉄道高架橋」阪急三宮の設計士、阿部美樹志」

 

f:id:noto92:20191205184630j:plain

阿部美樹志の設計した阪急三宮駅(模型)

 そのうちに書くのですが、友人と神戸で「運転会」を開催しました。運転会とは、模型を持ち寄って走らせる、ということですが、我々の運転会はレンタルレイアウトへ行くのではなく、ふつうの会議室などを借りて持参したレールを広げる方式です。そのほうが大勢で、しかも気兼ねなくできるのですが、最近では目先を変えて、その土地にちなんだ何かを作成することが増えました。今回は、開催地の神戸にちなんだ情景を作成、そのコアは写真にあるような「阪急三宮駅」でした。

続きを読む

(台湾生活)「トイレが詰まったという絶望的状況にいるあなたに」

 台湾は日本と比べて、トイレがあまり衛生的では有りません。まあ世界的に見て日本より平均的にきれいなトイレを持つ国というのはおそらく多分無いので、世界的に見れば台湾のトイレはまあまあ美しい方なのですが、なかなか排泄時に使用したトイペを流さずゴミ箱に突っ込むその方式は、日本人として受け入れるのは難しいところがあります(お食事中の方すみません)。

続きを読む

(台湾社会)「アフリカ豚コレラ:外国から肉を持ち込んではならない」

 最近台湾にお越しになった方は概ねお気づきになったでしょう。特に、フルサービスキャリアと呼ばれるお高めの航空機に乗ってぼんやり座席のモニタを眺めていた方々は強制的に台湾着陸前に1分程度のビデオを見せられたはずです。

 このビデオの言わんとする所は、「世界中でアフリカ豚コレラというやべー病気が流行っていて、それを防疫するため台湾に肉製品、特に豚肉製品を持ち込んではいけませんよ。無断で持ち込むと数万元~100万元の罰金が生じますよ」というものです。

 今日はこの「アフリカ豚コレラ(あふりかとんこれら)」の話をします。

 

www.youtube.com

続きを読む

(雑録)「台湾ビール味比べ」

f:id:noto92:20191129211424j:image

さいきん、スーパーで「百周年復刻版」と称する台湾ビールを見かけた。小瓶一本129元と言う超強気な価格設定に戸惑いつつ味見をするため購入した。

f:id:noto92:20191129211554j:image

 1919年、日本人が設立した「高砂麦酒」から100年と言う。その工場は今もなおビールを製造している。
f:id:noto92:20191129211549j:image

 ラベルは確かに100年前の雰囲気。

 味は、オリジナルの台湾ビールより繊細でフルーティー。りんごのようなパイナップルのような、ホップの香りが鼻に抜ける。あくまで台湾ビールらしく軽やか。

f:id:noto92:20191129211758j:image

 オリジナルの軽やかさをさらにフルーティーに仕上が、苦味はほぼ感じない。

 

f:id:noto92:20191129211859j:image 

 一方、最近とみに評価が高いのがこちら、18天。保存期間わずか18日と言われる生ビールで、味わいはコクと軽さを両立する。中瓶一本63元とオリジナルの1.5倍ながらその味わいは後を引く。微かな酸味がアクセント。

f:id:noto92:20191129212122j:image

 近年台湾ビール界はさまざまな新参を迎え競争へ向かいつつある。100年の老舗として、台湾ビールもまたさまざまな新機軸を打ち出さざるを得ない。

 今後は当ブログでも、味わいの広さが格段に広がった台湾ビール界の現状をご紹介していきたい。