(雑録)「台湾ビール味比べ」
さいきん、スーパーで「百周年復刻版」と称する台湾ビールを見かけた。小瓶一本129元と言う超強気な価格設定に戸惑いつつ味見をするため購入した。
1919年、日本人が設立した「高砂麦酒」から100年と言う。その工場は今もなおビールを製造している。
ラベルは確かに100年前の雰囲気。
味は、オリジナルの台湾ビールより繊細でフルーティー。りんごのようなパイナップルのような、ホップの香りが鼻に抜ける。あくまで台湾ビールらしく軽やか。
オリジナルの軽やかさをさらにフルーティーに仕上が、苦味はほぼ感じない。
一方、最近とみに評価が高いのがこちら、18天。保存期間わずか18日と言われる生ビールで、味わいはコクと軽さを両立する。中瓶一本63元とオリジナルの1.5倍ながらその味わいは後を引く。微かな酸味がアクセント。
近年台湾ビール界はさまざまな新参を迎え競争へ向かいつつある。100年の老舗として、台湾ビールもまたさまざまな新機軸を打ち出さざるを得ない。
今後は当ブログでも、味わいの広さが格段に広がった台湾ビール界の現状をご紹介していきたい。