能登屋備忘録

能登屋の日常を淡々と描く作品です。

(台湾ニュース)「韓國瑜高雄市長、東大教授らへの遅刻発言で大炎上」(補遺)

 

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 この件ですが、なかなか台湾ネットも収まりがついていません。

 公式的には「伝達ミス」で片付いたこの件ですが、まだまだネット有志の検証が続いているという感じで、その中から面白いと感じた小ネタをご紹介します。

 

①:東大松田教授、台湾ネットで中文能力を大絶賛される

 

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 東大松田康博教授がFB上で中文メッセージを公開したことは前回の記事でも申し上げましたが、このメッセージについて詳細に検討したネット有志の方がいます。簡単にご紹介しましょう。

 松田教授はメッセージで「本人以「東京大學兩岸關係研究小組召集人」的身分,接受了道歉。」と書いています。この点についてこの有志は、松田教授が「東京大学~」の身分として謝罪を受け入れたと書いており、本人(つまり松田教授の本心)としてその謝罪を受け入れたとは書いていないと指摘しています。

 そして、「我們也注意到了高雄市政府的聲明和韓市長的道歉」と書いているこの部分について、外交的な文脈における「注意到了」の意味を解説しています。これによると、この部分は英語にすると「Take note」であり、これは決してRecognize(認める)ではなく、「聞き届けた」に過ぎないといいます。先日、韓国外務省が米国国務省の「Understand」の意味を取り違えたというニュースが有りましたが、外交関係ではしばしばこうした微妙な語彙がやりとりされます。この点について、松田教授はきちんとその語彙を使い分け、表面的には韓国喩市長の謝罪を受け入れたとしつつ、本質的な部分では決してそれを受け入れてはいないのだということを表明している、こうこの有志は解説し、「中国語能力がとても高い」と絶賛しています。

 

②:単なる連絡ミスではなく意図的な意趣返しだったのでは?

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 韓國瑜氏の日程について検討し、前日には面会地点が設定されていたことを発見したネットユーザーもいました。曾氏は、前日すでに公表されていた面会地点が、最終的な面会地点となった四維中心であったことを発見し、研究者が予め知らされていた地点ではなかったと指摘しています。

 ここから更に、曾氏は、韓国喩市長が自民党議員団との面会遅刻事件への意趣返しとして、意図的に面会地点について情報伝達を怠り、研究者の遅刻を演出したのではないかと指摘しています。

 また曾氏は、この件が韓市長にとって誤算だったのは、研究者の中国語発信能力がとても高く、また日台双方での影響力が強かったためだったと指摘していますが、これらについては私も先日の記事で指摘したとおりで、おそらく多くの読者、観察者が感じ取ったことだったと思います。

 

 この件について、どこで決着をつけるのかはよくわかりませんが、もう少しの間台湾ネットでは炎上が続きそうです。