能登屋備忘録:台湾生活日記

能登屋の日常を淡々と描く作品です。

(日常雑記)「足指の爪一枚」

 先日の記事で風邪だと書きまして、ご心配をおかけいたしました。いつも季節の変わり目に喉をやられ、一週間ばかり寝込むのです。この風邪はようよう良くなりつつありますが、もうひとついまひとつしっくりいかないことについて書いてお茶を濁したく思います。

 足指の爪を整えておりまして、深追い。深爪をすることになりました。血が少々出たのですが放っておいて様子を見ていたのですが、なんとも足の具合が徐々に悪くなってまいりました。

 普段あまり意識しませんが、人間地面を蹴り上げるときには、趾にしらず力が入るようにできていて、柔軟に曲がるようにできています。これが深爪しちゃうと知らず識らず力が入らず、うまいこと蹴込めない。それで深追いした指をかばうように歩いているとその両隣の指にマメが出来てなお歩きにくいことになる。足指五本のうち三本が手負いという状態になる。やおら左足をかばうようになり、左足の足運び全体のバランスが崩れたようになって、左足全体の様子がどうもいまひとつおかしい。

 こういうようなドミノのように左足の足運びがうまく行かなくなり、以前と較べて歩きにくく、靴が合わないような感覚に。となるともう全体としてパッとしません。

 足指一本の爪一枚、人体数十キログラムのなかでは、ほんのほんの数グラムだと思いますが、その数グラムがカラダ全体の雰囲気を左右するのはなんとも繊細すぎて笑えます。が、これもいわゆるバタフライ・エフェクトというやつなのでしょう。

 健康な時、以上がない時ほど、からだ一つ一つの部位部品がどのように働いているのかを忘れ、失ってようやく気がつく、気がつけるという。深いような当たり前のような、そんな雑なお話でした。

 はやく爪が生え戻りますように!

 

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次回運転会が近いようですよ。