能登屋備忘録:台湾生活日記

能登屋の日常を淡々と描く作品です。

俗・「大学院生、模型を買う。」

今日の出来事です。オマケなのでお暇な方のみどうぞ。

 

 

前回、「大学院生、模型買う。」という記事を書いた。あの記事はいわば楽屋ネタであって、仮にもソーシャルな場に書くべきなのではないのかもしれないのですが、楽屋にいる人間にはそういうのが一番面白かったりするので、あえてその後の話題をしてみます。

 

前回登場した清水さん(仮名)。懇意にしている「あくあさん」とおっしゃります(ハンドルネーム使用の許可が出ました)。そのあくあさんと今日お会いしてきました。

覚えていらっしゃるかどうか。前回の記事、あくあさんに模型を買わされそうになっているシーンで終わっていました。結論から言うと、あの後「4両1箱と2両2箱ください」と私は言わされました言いました。

少し脱線しますが、映画『大脱走』を見ても、『ショーシャンクの空に』を見ても、刑務所内ではいろいろなものを調達してくる「調達屋」というものがいて、そこそこ重要な役回りを果たしています。この鉄道模型趣味という檻の中でも、彼らのような調達屋がいます。それが前回登場した熊さんと、今回のあくあさんです。ふたりとも、遠方へ出かけて行っては車輌を買い付け、私のような人間へと卸して来るのです。

さてそのあくあさんの話ですが、台風一過の中を遠方より鉄道コレクションのために大阪は堺まで駆けつけてこられました。見上げた根性、行動力です。脱帽します。私はたまたま所用で大阪を「通過」するため、大阪市内で落ち合って、依頼した車輌の引取を行うこととしました。

地下のリストランテ*1。雑踏にまぎれた我々は、紙袋から取り出された末端価格1万有余円のブツをニヤニヤと眺めていました。

ところが、ご存知のように、台風は過ぎたものの、残尿のような降雨がひとしきり襲った7/18未明の関西。翌日になってもJRのアーバンネットワークは殆ど息をしていませんでした。遠方へと帰るあくあさんは帰宅の脚を奪われ、私もJRでの帰宅を断念する始末。結局、あくあさんは高速バスと鉄道を利用して家路へ。私は阪神で帰宅することになりました。

ただ模型を堺まで買いに来たあくあさんは、もしかしたらとんでもないものを呼び込んできたのかもしれません。

 

模型を買わせるおじさん。あくあさんの魔の手から逃れた私は安心して家路につこうとしました。そこに連絡が。たまたま知人のM氏(仮名)が「梅田に居るので一緒に帰りませんか」というお誘い。そこで二人で8000系に揺られていると、話の途中ふとM氏が「8月に出る姫新線は、どうされますか?」とたずねられました。この展開…!私は再び模型を買わされる事になりそうです(続く(続かない))。

 

 

 

*1:言うまでもなくミラノ風ドリアが美味しいあの店です