能登屋備忘録:台湾生活日記

能登屋の日常を淡々と描く作品です。

(台湾生活)「トイレが詰まったという絶望的状況にいるあなたに」

 台湾は日本と比べて、トイレがあまり衛生的では有りません。まあ世界的に見て日本より平均的にきれいなトイレを持つ国というのはおそらく多分無いので、世界的に見れば台湾のトイレはまあまあ美しい方なのですが、なかなか排泄時に使用したトイペを流さずゴミ箱に突っ込むその方式は、日本人として受け入れるのは難しいところがあります(お食事中の方すみません)。

  こうした要因となるのは、下水道設備は日本ほど発達していないということで、端的に言えばトイレが詰まるからなんですね。でまあ、私も過去二度に渡ってつまらせました。

 あの絶望感、二度と味わいたくないと想うのですが、先だっての「詰まり」の際には、なんと自力で解消することが出来ました。その際に利用したのが、この液剤。「小通」です。

 デカデカと「無効なら返金!もしくはお宅へ伺ってトイレを貫通させます!」とウリ文句が書かれています。ほんまかどうかは置いといて、よほどの自信です。

 「馬桶疎通剤」というネーミングも直球です。もっぱら毛髪やトイペを溶かして流すことに注力しているようなので、それ以上の効果はわかりませんが……。

 

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これがトイレ貫通剤「小通」だ

 

 成分は主に、苛性鈉(水酸化ナトリウム)のようです。まあ苛性ソーダですね。濃度がどこまでかはわかりませんが、劇物です。

 普通の詰まりの場合は、半瓶投入後1時間後に流す。深刻な場合は一晩放置して50度程度のお湯で流すとあります。

 結果的には、これで無事に復活しました。と言っても、実は一度ではうまく行かず、全一瓶を二晩かけて投入、またお湯をしばらく置いて復活しました。まさかこの1本100元程度の薬剤でうまくいくとは思わなかったので、ちょっと小躍りしたくなりました。

 トイレのトラブル8000円より、この400円は手軽で良いかもしれません。