能登屋備忘録:台湾生活日記

能登屋の日常を淡々と描く作品です。

台湾

(雑録)「共通言語としての『日本語』:そのほろ苦さ」

日本人、台湾人、韓国人、中国人が出会って話をするとき、共通の言葉がときに「日本語」であったりします。そのことに感じる雑感とほろ苦さを書いています。 大連(関東州)

(台湾生活)「トイレが詰まったという絶望的状況にいるあなたに」

台湾は日本と比べて、トイレがあまり衛生的では有りません。まあ世界的に見て日本より平均的にきれいなトイレを持つ国というのはおそらく多分無いので、世界的に見れば台湾のトイレはまあまあ美しい方なのですが、なかなか排泄時に使用したトイペを流さずゴ…

(雑録)「台湾ビール味比べ」

さいきん、スーパーで「百周年復刻版」と称する台湾ビールを見かけた。小瓶一本129元と言う超強気な価格設定に戸惑いつつ味見をするため購入した。 1919年、日本人が設立した「高砂麦酒」から100年と言う。その工場は今もなおビールを製造している。 ラベル…

(台湾ニュース)「台湾鉄道、観光列車用の新塗装が登場」

相変わらず低速で申し訳ないです。 香港情勢や台湾情勢も結構な変化が見られているので、書きたいところもありますが、時間的余裕がなく……。 さて、今日は台湾鉄道の新しい観光列車用の車両が出場しました。 写真はリンク先をご覧ください。黒をベースに、下…

(雑録)「ブログ連続更新100日記念筆者匿名自己紹介」

高雄の風景

(台湾・中国ニュース)「帰っておいでよ、台湾:中国中央テレビのアナウンサーが呼びかけ」

「湾湾、回家吧」(帰っておいでよ、台湾) 繰り返しお伝えしてきたように、1月には台湾で総統・立法委員(国会議員)選挙が実施されます。それに伴い、中国の台湾に対する各種の「圧力」もましているわけで、ここ最近で最も大きな動きであったのは、中国の…

(台湾ニュース)「再見!誠品書店敦南店:2020年5月31日閉店へ」

敦化南路に位置する誠品書店敦南店が2020年5月31日に閉店することが発表されました*1。 *1:誠品敦南陪伴台北人30載 2020年5月31日熄燈 | 文化 | 重點新聞 | 中央社 CNA

(香港ニュース)「香港警察、香港中文大学へ突入」

香港では昨日(12日)、香港警察が香港トップ大学のひとつ、香港中文大学へ突入し、デモ隊と衝突、複数の負傷者が出ました。 香港の町並み(5月撮影)

(語学)「日本人の中国語地名発音:ホンチャオゆきとマツヤマゆき」

本日から通常更新復帰、と言いたいところですが、まだちょっと本調子じゃなさそうですね。 ピンインで表記される中国鉄路のサボ

(雑録)「私と台湾の出会い」

最近エッセイ記事しか書けておらず、申し訳ありません。私と台湾とのなれそめとやらをちょっと……。 これは台湾研究の泰斗、若林正丈先生の「なれそめ」です。 www.nippon.com

(雑録)「学会とコミックマーケット:締切をめぐる仁義なき戦い」

最近は学会に出たり、日本へ帰ったりと身辺がバタバタしており、研究室の椅子もロクに暖める時間もなかったため(!)、ブログの執筆がかなりお座なりでございます。申し訳ございません。今回もまたエッセイでございます。調べ物をする時間が不足しておりま…

(台湾ニュース)「STARLUX、来年1月23日就航へ」

エバー航空創業者、張栄発氏の四男で、エバー航空前董事長の張國煒氏が仕掛ける新しい航空会社、「星宇航空」(STARLUX)がこのほど初めての航空機(エアバスA321型、B58201)を受領、来年1月の就航へ向けた最終段階に入っています*1。 *1:星宇首架飛機編號B…

(雑録)「台湾地域研究と修学旅行」

近年、台湾へ修学旅行へ赴く中高等学校が増加しているらしい。かつては韓国が海外としては人気がありましたが、昨今の日韓関係の悪化により、台湾が人気を集めているとか。 しかし、台湾で必ずしも彼らが「学び」をうまく得られるとは限らないわけで、彼らの…

(台湾うまいもの)「台湾の会議弁当」

台湾で学会とかシンポジウムとか出てますと、昼間は弁当が出てきます。 参加費を払ってれば出てくることが多いのですが、大概えらいボリュームです。 どうですか、この肉!米!申し訳程度の緑! なので太ってます

(台湾うまい酒)「23public」

台湾のクラフトビールを楽しめるお店。 英語も通じますので気軽に一杯。 変な酒もあるよ 23 Public Craft Beer 精醸No. 100, Section 1, Xinhai Road, Da’an District, Taipei City, 台湾 106+886 2 2363 2387https://maps.google.com?q=106%20%E5%8F%B0%E6%…

(台湾うまいもの)「飯糰霸のおにぎり」

飯糰(ふぁんとぅあん)をご存知でしょうか。 台湾式おにぎりという感じで、中国では「粢飯糰」(つーふぁんとぅあん)、蒸飯(ぜんふぁん)ともいうようです。中国ではどちらかといえば南部で食されます。今日はこの飯糰のご紹介です。

(台湾政治外交)「謝長廷台湾駐日代表、即位礼参加の件について見解を発表」(日本語翻訳付)

先日の台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表が「即位の礼」に参加したことについて、台湾でもいろいろな憶測を生んでいますが、これについて謝長廷氏自らFB上で見解を発表しました。 拙訳を付しますのでご参考まで。 要点としては、前半では日本とは正式な国…

(台湾ニュース)「台湾高鉄、宜蘭延伸へ」

台湾交通部の林佳龍部長は10月23日、立法院(国会)にて報告を行い、「交通部の予備調査によると台湾高速鉄道の宜蘭への延伸は可能である」と発表しました*1。 環境アセスメントなどが順調に進めば、9~10年程度で完成との見込みとのことです*2。 台湾高鐵(…

(台湾政治外交)「謝長廷台湾駐日代表、即位礼に参加」

日本では昨日10月22日火曜日、即位の礼が挙行され、内外に天皇への即位を宣言しました*1。この即位の礼には、謝長廷台北駐日経済文化代表処代表も参加したことが明らかになりました。 謝長廷氏(ウィキメディア・コモンズより) *1: 天皇陛下、「即位礼正殿…

(台湾社会)「台湾におけるオンラインフードデリバリーサービス」

日本では近年、Uber eatsをはじめとするフードデリバリーサービスが普及し始め、それと同時に多くの問題が噴出して話題を集めています*1。 ここで主な問題になっているのは、フードデリバリーサービスという、いわばシェアリングエコノミーのサービスレベル…

(台湾ニュース)「韓國瑜高雄市長、3ヶ月休暇を宣言」

高雄市長の韓國瑜氏については、過去に当ブログでも取り上げました(不名誉な話題です)。 notoya.hatenablog.com この記事はそこそこ話題を呼び、いまだにアクセス数を稼いでおり、日本でも韓國瑜氏に対する関心の高まりを感じているところです。実際、現下…

(台湾ニュース)「李登輝元総統約1年ぶりに公の場へ。蔡英文総統支持を表明」

<要約> 李登輝元総統が昨年11月以来、約1年ぶりに公の場へ登場、蔡英文総統への支持を公式に表明しました。 李登輝元総統(ウィキメディア・コモンズより)

(台湾社会)「台湾の電力事情」

こんにちは、今日は台湾のエネルギー事情についてお話をしたいと思います。 台湾は日本と同じく、ろくに一次エネルギー源に恵まれていない国なので、どうしても日本とその特質・形態が似ています。とくに近年では、三箇所ある原子力発電所の全廃を目標にして…

(台湾美味いもの)「慶城海南鶏飯」

さて、台湾美味いものです。 海南鶏飯といえばシンガポールの代表的なグルメですが、台湾や中国ではわりとどこへ行ってもあるように思います。 骨付きの大ぶりの肉をふっくらと蒸し上げ、チキンの味がしみたご飯に合わせていただく。アジアの人間なら誰もが…

(台湾日常生活)「台湾のステーキ」

今日も小ネタです。 みなさま台湾で「牛排」(にょうぱい、ステーキ)って食べたことありますか? 台湾ではもっぱら豚と鶏が食べられ、お好みに応じてアヒルとかガチョウも召し上がれという感じで、日本よりも食肉の種類は豊富な気がします。羊も食べる地域…

(台湾日常生活)「書包大王の作業鞄」

最近やや忙しくこっちの方も割とテキトーになってまして申し訳ない感じです。幸か不幸か繁忙期です。 さて、以前台南永盛帆布のショルダーを紹介しましたが、今回は高雄「書包大王」のショルダー式作業鞄です。 前回のショルダーはやや小ぶりでしたが、今回…

(台湾美味いもの)「雞家莊」

久しぶりですね、台湾美味いもの。 なかなか他の人が来ないと美味いもの食べに行かないんですもの。 というわけで今回は鳥料理のご紹介です。

(近代建築探訪)「彰化銀行本店」(彰化銀行舊總部)

現在の台湾には非常に多くの銀行があります。台湾国内の普通銀行としては45行もあり、人口2300万を鑑みると「過多」とも言えるでしょう。その台湾諸銀行の源流とも言える銀行が、台湾商工銀行(現第一銀行)、華南銀行、そして彰化銀行です。いずれも日本統…

(台湾日常生活)「最近買った本」

今日は朝から仕事をして、帰宅して論文をかいていたら日本時間で10月6日が終わっていてビビり倒しました。まあギリギリということで許して下さい。ちなみに昨日10月5日は父の誕生日でした。おめでとうございました。 本当に何も考えていなかったので、書くネ…

(近代建築探訪)「台湾総督府専売局松山煙草工場」その2:写真編

今回はひたすら写真を貼っていきます。 設計者はよくわかっていませんが、作りからして専売局など総督府内部の営繕課など設計機構ではないでしょうか。 看板(ただしレプリカ)